②営業停止OLの営業停止になる前のプロフィール
会社が営業停止になる話をする前に、少しだけ私のプロフィールを書きたいと思います。身バレしない程度に(ここ重要)
遡ること就活時代、某なんとかショックの影響で私たちの就活は本当に悲惨だった。
まだスマホが普及するギリギリ前であり、説明会の予約といえばパソコンの前に張り付いてF5連打(古)‥するも考えることは皆一緒、なけなしの枠は一瞬で埋まる。
目の前で一瞬にしてなくなる説明会の枠、赤字の『満席』。
後から聞いた話だが、現在一緒に働いている同期はこの会社の説明会の時、国立大学で登録すると総合職の説明会枠があったが、自分の通っている大学で素直に登録すると一瞬にして枠がなくなったとのこと。
いざ枠が取れたとしても朝から晩まで説明会や面接を詰め、きついリクルートスーツに足が痛くなるパンプスを履いて毎日いろんな会社に通った。
家から比較的近くて(電車含めて30分)私の住むエリアではそこそこ有名企業の説明会がとれ、ここに内定もらったら通勤楽だな〜とウキウキで説明会に行き、エレベーターで一緒になった役員っぽい人に満面の笑顔で挨拶しても無視される悲しさや(今考えたらそんな会社にはいかなくてもよかったかもしれない)。
そんなこんなで(端折りすぎた)現在の会社と、全く違う業界(アパレル)の最終面接2社までたどり着いた。
なんとかショックのおかげですこぶる不景気だったので、大学のゼミの仲間でも最終面接までたどり着いていた人はごく一部だった。
ひとまず現在の会社に内定をもらい(しかも最終面接その場で内定ゲットだぜ!)、帰り道父親に報告の電話。
私の父は大手のメーカー勤務、なかなかやり手の営業マンであった。
そんな父に『内定はもらったが、私は別の最終面接が控えているアパレル会社に行きたいと思っている。ひとまず内定出たよってことだけ伝えようと思って』と言ったところ『‥今内定もらった会社でいいんじゃない?』と言われた。
父は外ではできる営業マンだが、私たち子供の前では飄々とした父親であった。
怒らないが遠くで見守るタイプで、口出しもせず相談したとしても具体的アドバイスがかえるタイプではない。
やるのは自分だし、まあいざやってみたらなんとかなるよ精神の男であった(さすが営業マン)
良い意味でアドバイスを全くしない父親に、今の会社でいいんじゃない?と言われた私。
そこまであっさり言われるとなんだかそれでも良いような気がして、私は就活を終えることにした(髪が染めたかったとかリクルートスーツを脱ぎたかったとかそういう理由じゃないから!!いや本当に!!違うから!!!)
ゼミでは一番乗りの就活終了者。
最終面接までたどり着いた人がほぼいない中の内定だったので、本当に仲が良い友達にしかその報告ができなかった。
201⚫︎年、新卒で入社。
営業ではないが、お客様と対面する部署に配属された。
事務職採用だったため、私がいる部署は周りからできれば行きたくないとされるところだった。
同期には『停止ちゃんが異動になったら生贄がいなくなる〜』と笑いながらいわれた(どうやら私が異動したらその枠に誰か入らなきゃいけないと言う意味らしい。毎日頑張ってる人がいる中でよく言えるなーと冷ややかな目線を送った。別の同期はいや頑張ってる人がいるんだから!と言ってくれた。あの説は本当にありがとう。ちなみにこのクソ同期は後に結婚し夫にパパ活不倫されてました。ざまあみろ)
数年その部署で働き、異動した。
念願の部署にうつることができた。
お客様と接する部署とは全く違うので、慣れない仕事で毎日眠かったけど(???)
ここから私の悲劇が始まった。
続く(はよ書け)
①会社が営業停止になりました。
毎日あなたが通っている会社。
その会社がある日突然営業停止になったらどうなるのか。
考えたことがある人は少ないかもしれない。
このブログではある日突然会社が営業停止になったOLの記録として綴ります。
身バレしない程度に、消えかかりそうな記憶を消える前に書き切りたい。
会社の経営が傾いている人、今の会社のままで良いのか悩んでいる人の参考になれば幸いです。